北海道・東北・東京の時間地図を見て
年明けから北海道新聞で「北海道・東北考」という特集記事が連載されています。第1部は「きずな再び」というタイトルがついています。長期間の連載のようです。囲みの下部には「3・11を超えて」と副題のようなタイトルもついてますので、東日本大震災と北海道新幹線札幌延伸決定が連載の背景になっているのではないかと考えます。
4日付の第1部第2回「『近くて遠い』は昔話」という記事でした。1面と2面にまたがっている記事ですが、1面に掲載されていた地図に思わず目が釘付けになりました(写真)。
この地図は説明によると、「北日本(東京以北)の近接する地点間の『所要時間』を距離に置き換え、実際の地図を変形させることで、新幹線など交通網の発達により地域が狭くなるイメージを視覚的に表現した」と書かれており、「時間地図」と呼ばれるとのことです。
1965年、85年、95年、2010年の4つの時点と2015年度(予定)の地図が示されています。予定の2015年度を除く40年間で、北日本の時間的な距離が相当縮まったことが分かります。
北海道に目を転じると、全体的に縮んでいますが、地名表示のある札幌・函館・旭川・帯広・釧路を含む道南・道央・道東の太平洋側が縮み方が大きく、道北(稚内方面)や道東のオホーツク海側(網走方面)は縮み方が緩やかになっており、北海道の形がいびつになっているのを感じます。交通で言えば、鉄道(特急)の高速化や高速道路の整備状況に差があるので、このような形になると思われます。
今回の地図は「所要時間」を軸に作られていますが、札幌とその他の道内との「心理的な距離」、「地域間格差」といった視点から見ると北海道地図はどう描かれるのか、に思いを巡らせるきっかけになりました。それらは、この地図に現れる姿とそれほど差がないのかも知れません。










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