地元アナの幸福な日々/ファイターズとともに
Number614号にファイターズ関連で「地元アナの幸福な日々 残念だったねまた来年!」という記事がでていました。「今シーズン、いちばん幸せだったプロ野球ファン-。それは、日本ハムを応援できた北海道の人々だったかもしれない。」という書き出しで始まるこの記事。道内民放テレビ局のファイターズ戦実況アナウンサーに焦点を当てたもので、HTBの谷口直樹アナ、TVhの大藤晋司アナの2人を取り上げています。
詳細は記事を読んでいただきたいですが、印象に残った部分を書いておくと・・・
ファイターズはプレーオフ進出を果たしましたが、そこまでの道のりは長く険しく、シーズン半ばには退屈な試合も多かったのも事実でした。HTBは今シーズン「朝までファイターズ」と題して、札幌ドームの約40試合を深夜に録画放送しましたが、担当した谷口アナはこう振り返ります。「正直、退屈な試合は多かったですね。視聴率は悪いし、お客さんも5000人程度しか入らないような時期もあって・・・」、「僕は現場よりも、録画放送のために局のブースに籠ってひとりで実況することが多かったですが、これは苦行に近かったですよ。」、「ウチは”応援実況”のノリなんで、大量点を奪われても、”打線の反撃を待ちましょう”なんていってしのぎましたが・・・」
それを受けて記事は「プロ野球のチームを応援すること、それは耐えるということである。」と書いています。
9月20,21日の札幌ドームでのホークス2連戦は今シーズンのファイターズのベストゲームと言っても過言ではありませんが、この試合にも記事は言及、「いままで日ハムとは無縁の人生を歩んできたが、すっかり虜になってしまった。谷口さんにとって幸福な苦行の日々は、これからも続くというわけだ。」と結んでいます。
大藤アナはプレーオフの激戦を見届けて向かった羽田空港でレプリカユニフォームを着たファンに、「残念だったね、また来年!」と声をかけられたとのこと。また大藤アナは今シーズン、何人もの選手が「ああ、これが本拠地なんだ」としみじみと語るのを耳にしたと言います。
記事は終わりに「谷口や大藤が見たものは、夢や幻ではない。北海道の人たちの願いが、頼りない投手の球を後押しし、打線の爆発を呼び起こしたのだ。」と結んでいます。
2人のアナウンサーを通して、ファイターズが北海道に与えた、北海道がファイターズに与えたインパクトの大きさを改めて感じさせた記事でした。
*参考 TVhのサイトより大藤アナコラム 実りの秋
当blog記事 ファイターズを巡る道内テレビ局の動き(2004.2.29)
« 仙台にイーグルス誕生 | トップページ | 札幌1-1鳥栖/ドーム不敗神話続く »
コメント