駒大岩見沢・初の北北海道代表
今年の高校野球南・北北海道大会は20日に北大会、22日に南大会の決勝が行われ全日程を終了し、北は駒大岩見沢、南は駒大苫小牧と初めての駒大勢ダブル出場となりました。
このうち、北北海道大会決勝は旭川スタルヒン球場で行われ、駒大岩見沢が旭川実業を9-2で勝利し、初めての北北海道代表(南北海道時代から通算して9年ぶり3回目)となりました。
駒大岩見沢は昨年度までは南北海道大会に出場していましたが、今年度から北海道高野連の支部再編により、南・北北海道の境界線が変更になりました。
空知管内の高野連支部は昨年度までは北空知支部(深川・滝川・砂川など)と南空知支部(岩見沢・夕張など)に分かれており、北空知支部は北北海道、南空知支部は南北海道に所属していました。
しかし管内高校数の減少により、支部加盟校がそれぞれ10数校と他支部よりも少なくトーナメント表を組むのも難しくなったため、今年度から両支部を統合し空知支部として発足。空知支部は北北海道所属となり、旧南空知支部の高校は南北海道から北北海道へ編入されることになり、夏の戦いの舞台を札幌円山から旭川スタルヒンに移しました。
南空知の高校で甲子園レベルは駒大岩見沢しか無いので、同校が北北海道でどういう位置づけになるのか注目していました。これまでの北北海道は旭川・北空知支部の高校が多く代表を占め、たまに十勝支部など道東勢が絡んでいました。
7月初めに見た道新旭川版では、南空知編入による北北海道の勢力図変化を懸念する記事が出ており、旭川勢が過去の全道大会で、駒大岩見沢に全敗しているというデータも出ていました。
一方、空知版では駒大岩見沢の初の北大会参戦を様々な記事で報じていましたが、札幌円山よりも旭川スタルヒンの方が(札幌円山)動物園を気にしなくてよいのでやりやすいこと、岩見沢から札幌まで通っていたが、今回は旭川・比布で期間中合宿したこと、北は良い投手が多くいたこと、など初物なりの苦労もあったようでした。しかし、結果からは南と北のレベルの差を感じざるを得ない状況となりました。
北北海道勢は21世紀に入ってから、夏の甲子園で1勝も挙げていない唯一の地区となっています。今年は初戦突破を期待したいと思います。
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